私の理想

結局 休みの間 雑用に追われ遊べませんでした。
私のHPからくるメールに 
返信していて皆さんいろいろ悩んでいると感じました。
(返信不定期ですがメールくださいね)
悩むことは成長できるキャパを持っているということで
そのあとどう自分の方向性を持つかが大事です。
これから できるだけ 悩みのヒントになることを
書いていこうと思います。
先生生活**年以上、振り返ってみれば
良いことも悪いこともいっぱいです。
最近若い先生と会う機会が多く、ふと思うことがあります。
私もこんな時代があったのだ。
私自身いつもこれで良いのか不安でしたよ。
コンクールで結果が出たら間違っていないと喜んだり
出なければ、親子共々一緒に落ち込み、自信を無くしていました。
あるとき、演奏解釈の違い
(当時は強い音で速く弾けば1位になった時代)
私は、音色や音楽の変化を中心に弾かせていました。
でも、結果は見事落選。
(迫力がないといわれました。モーツアルトなのに)
そのとき、その親が
「先生の音楽が好きです。だからきっと先生の時代が来ます、
子供共々ついていきますから」
と言われたとき、嬉しかったです。(26歳の時)
その一言が今の私のパワーの源になっています。
とのとき、心に誓いましたね。
ちゃんと本物の先生にならなければ。
で、まず何をしたか。
先生であり、生徒であることをキープしようと、
色々な方々にレッスンを受けに行きました。
(私は45歳まで生徒でした)
お金もかかりましたよ。
海外の先生、海外で勉強してきた日本人の先輩、
色んな方にアドバイスしていただきました、
音を出さない音楽家、
作曲家、指揮者からの多くのアドバイス!
これはとても貴重でした。
失敗をしたからこそ今の私があるのです。
生徒の親からも、
生徒からも成長する機会を私たちはもらっているのです。
もし嫌なことがあっても、それは良くなるために
与えられた試練と思って下さい。
どのように思うかは 自由なのです。
(若いうちはなかなかそう思えないけど)
もちろんその生徒は、2年後1位になりました
どうも私の生徒は
私の音楽が好きでついているみたいです(笑)
でもいろいろな先生のレッスンを受けてみると
本当に、いろいろの解釈があります。
どれが正しいのか?わからなくなることもあります。
ですから私の思う理想のピアノ教師とは、
多くの先生方から、あるいは演奏家から、色々な要求をされたとき、
すぐ、そのように弾ける(理解できて弾ける)
ことができる生徒を育てることだと思います。
それで黒河メソッドが何十年かけてできたわけです。
メソッドの基本はどうすればそのように弾けるか
なのです。

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