弟子が少ない理由

私の弟子が少ない理由

ある老舗のお店の先代の大将がカウンター席しか持たなかった。8名。この人数だと全て把握出来る。顔色悪いから味薄め、、とか今日は食欲なさそうとか、、客に気配りを最大にできる人数は限られると、、、。

凄く共感して、それから私は生徒8人に限定してみた。ついでにその8人は優秀ではなく、、難ありにしようと、、。条件は小学生まで、、。(小学生まではくせを直せる?と思ったから)。このやり方なら私のやり甲斐もあるし、上手くなるのは私の指導次第だから、、。

それから、約30年近くそれを守ってきた。
今も弟子は8人、、何故か男の子が多い。
それ以外の生徒もいます(単発やワンレッスン制のは生徒)

今は最初からはどんな子でも受け入れますが、途中からは音楽性のある子にしています。
音楽性が小学生までになければ(潜在している場合もあるが)将来厳しいかな、、。

ピアノを辞める時期

大体小2.小5あたりがピアノ弾きたくないと思うなが多い時期になりますね。
2年生くらいまでが辞めたいと言っても、上手くやれば辞めない。(なにがきっかけになるかは、その子の性格や環境や諸々あるからこれとは言えません)。私の場合は辞めたいより、「ピアノ嫌い❗️」と2年生で初めて反抗して窓から庭の雪山に捨てられました。(笑)私のその後は親による恐怖支配?でしたね。しかし両親はピアノだけに厳しいけど、他は優しかった。私は6年生でも先生が嫌になり辞めているから、、。皆んなが通る道全てやっているかも、知れない。
辞めても、構わないけど、また後で取り戻すのは本当に大変でしたね。

小学生まで凄く上手くても、辞めて、、高校生でまたやりたくなってきても、、、上手くはならないのが殆ど、、せめて身体が大人になるくらいまでやっていないと、、、辛いです。
辞めたい時、やる気ない時、やらせる方法は人によって違うから、、また難しいね。
音楽性は歳と共に分かるし、感性も磨ける場合が多い、、でもそれを表現するテクニックは17歳くらいまで、、、かな?もちろん感性だって飛び抜けたベースを持っていないといけないけど、、、とにかく基本的テクニックが大事。

日本では、ピアニストは、弾ける方は、曲の解釈ばかり、、それを聞いても弾いた気?教えられる気?になる?先生方、でも、、まずはテクニックだと思う。
弾ける人が解釈は大事だけどね。ちょっと違う、、わかった気になっているのは危険。

弾ける方は解釈?弾けない人はまずは弾けること、、。

テクニックは15歳までにベースがないと、、
私はキツイと思うね。
だから15歳までは辞めずに頑張って欲しい。

 

ピアノを教えるとは

ピアノは練習して出来た!と思っても次の日が弾けているわけではない。
弾けたから終わりでなく、身につけていく時間が必要なのです。

若いうちは本当の意味で弾けているわけではないのです。基本的に音楽とはその人そのものですね、、、。

その年代でやるべき事も重要です。

ピアノはヴァイオリンの様に自分の身体と楽器のバランスが良いわけではない。その理由は書籍に書いていますが、大人の楽器でこどもが弾くのは理由があり一口に言えば筋力を鍛えるためです。何せ88鍵あるピアノ、で音域が広い、などなど。

やはり基本テクニックが重要ですね。
もちろん感性も重要ですが、その感性を表現するテクニックが欲しいわけです。テクニックとは指が回るだけではありません。音色もテクニックです。

それやこれやなどで、こどもの頃は時々弾きたくなくなる場合、練習することが嫌になることもあると思います。

もちろんこどもの性格にもよりますが、やはり先生の一貫した姿勢と親のフォローが必要になります。怒ってばかりではなく、また優しいばかりではなく、、難しいですね。私もそうされてきたのですね、、俗に言う飴と鞭。
今では母に感謝感謝です。でも恐ろしかった。

先生が弾けなくても、弾ける子の指導は出来るかもしれない、イメージをいっただけで弾ける子はね?それが出来ない子の場合、やはり見本❓、違いを弾いて見せなくては、、、特に身体が出来る15歳くらいまで? そう私は、、思っています。
昔あるドイツのピアニストに自分が弾けるレベルしか、、ピアノの指導出来ない。良い指導者になりたければしっかり弾けるピアニストになりなさいと。 まあそれだけでは、こどもに教えてられないとは思いますが一理あります。
だから、私も更に上手くならなくては、、。