私とピアノの出会い

少し私の昔話をつづっていこうかと思い、私とピアノのカテゴリーを作りました。
その1として「私とピアノの出会い」
幼い時(多分3歳だったらしいです)全ての道が砂利道だったころ古いお店がありました。
場所は室蘭本輪西町。
どぶを、木の板で渡ったそのお店に、ビニール袋をかぶった小さいグランドピアノ
(オモチャ)が黒色でちゃんと白鍵、黒鍵があり高い棚に大切そうに置いていました。
最初、母とそのお店に入り私が「あれは???」といったことでピアノという楽器
(当時私はおもちゃと思っていました)ということが分かりました。
お店の人が音を押して出た音の響きに、大興奮したのを覚えています。
私も押してみたかったのに(弾くものとは思っていなかったので)やはり子供はNG!
いくら欲しいと思っても、高いからと買ってもらえませんでした。
それから、そのお店に毎日行って汚い硝子戸から、見上げていました。(涙)
今でも男の子がトランペッドを欲しそうにウィンドウから見ているコマーシャルを
見るとあの頃の私を思い出し、胸がキューンとなります。
毎日、毎日、母にねだっても、おばあちゃんにねだっても誰も買ってくれませんでした・・・・。
当時5000円もしたそうです。後で母が今のお金で10万近いといっていました。
それから私が「はしか」になってしまい熱にうなされ、ここぞとばかり?
「ピア~ノ、ピア~ノ、欲しい!欲しい!」とわめき・・(笑)
ついに買ってもらいました!!!!!!
本当に嬉しかった。
(母の話では妹も私の「はしか」がうつり、大変な上、特に私が泣きわめくらしく仕方なくおばあちゃんとお金を出しあって買ったそうです)
それから朝から晩までピアノを叩き!上機嫌で熱も下がったそうです。
私自信、今でもピアノを叩いていろいろな音が出て、嬉かったのを鮮明に覚えています。
その後両親が音楽の才能があるかもしれないと、ピアノの教育を本格的にさせようとして
札幌に引っ越していくなどとは、つゆ知らずピアノと遊んでいた・・・・私でした。
                           つづく