コンクールでのアマとプロ

最近色々なコンクールでアマチュア部門が多く設置されるようになってきています。
この部門を審査するたびに、昔ある方が「プロの技術とアマの心」
と言っていたのを思い出します。(アマの心とは楽しむという事です)
「楽しむ」事は練習をすればするほど、忘れがちな言葉ですね。
実際アマチュア部門のコンクールでは本当に音楽が好きで
楽しんでいる方が多く、ほほえましく思っています。
でもコンクールですので一応評価をつけなくてはいけません。
私はアマだからプロだからと評価に差をつけることはしません。
(その結果私の点は他の先生より非常に低い点になってしまいます)
私の気持ちとしてアマだからと甘い点をつけるのは
相手を評価する以前に見下しているような気がするのです。
昔 連弾でお年を召した方の演奏で、何人かの審査の方が絶賛!?して
満点に近い点が出ました。
多少おぼつかない演奏でしたが、年輪が感じられ良いとは思いましたが、
???・・・でした。
それは・・・コンクールとは違うような・・???
もちろん アマチュア部門では他と違い・・・・などと点の付け方に
はっきり明記されているなら良いのですが・・・?
それでなければ、プロアマ関係なく評価してよいのではと思っています。
人それぞれですので、あくまで私の考えですよ。
もちろん、目が見えない方もコンクールに参加してきます。
良く頑張っていると感心しますが、それとこれは別でやはり
私は普通に点をつけます。
目が見えなくとも、上手いピアニストは多くいらっしゃいます。
私の周りにいるアマの方は厳しい評価を望み、上手くなりたい
という気持ちはプロとなんら変わることがない気がします。
私の「サプリ」がアマの方にも広まっているというお話を聞き
私の考えは間違いではないかも・・・と思っています。
でも私だけ点が低い「怖い先生」と思われてしまいますね(笑)
今のままで行こうと思いますので、点が低くても気にしないでくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。